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IT 業界人として San Francisco に行ったら一度は行ってみたい San Jose にほど近い Mountain View にある Computer History Museum に行ってきました。 ここはもともと DEC が持っていたコンピュータに関する歴史ミュージアムを移転し、ボランティアによって維持運営されているミュージアムです。
ここにはコンピュータについて勉強した方は必ず一度は聞いたことがあるような歴史的な機器の実物が、すぐ間近で見られるという好きな方は大興奮モノの場所です。
ミュージアムに入って最初に出迎えてくれたのは Difference Engine (差分エンジン、日本語では差分機関などと訳されるらしい) No.2。これは当時の設計をもとに復元制作したもので、展示だけではなくボランティアの手によって実際に動作させての計算デモンストレーションも行われていました。数々の歯車が並び、それがシャフトの回転とともに動作をして結果を出していく様子は、いまのコンピュータにはない美しい動きでした。
そしてメインの展示エリアである Visible Storage は、その名の通りすぐ目の前で歴史的機器が見られる展示室。世界最初のコンピュータと呼ばれる ENIAC から IBM System 360、Cray 1 や Apple I など、コンピュータ史に残る機器が展示されています。
ENIAC の表と裏、そして Enigma。
IBM System 360 などはいかにもメインフレームコンピュータという雰囲気を醸し出していました
磁気コアメモリも実物が展示されている。小さな磁石がセルを構成しているのが見える。
世界最初の巨大なハードディスクや、Google 最初の Production Server などもある。
デザインも性能もスーパーコンピュータな Cray。Cary 1 からその美しいデザインの筐体が並ぶ。
CG をかじったことがある人なら必ず目にしたことがあるポット。 また Apple 好きにはたまらない Apple Iも。
歴史的なコンピュータばかりではなく、最近のスーパーコンピュータであるる Deep Blue も展示されている。
ネットワーク屋さんにはビビビっときてしまいそうな Cisco の初代ルータや、ARPANET 最初のルータ。 さらには初期 Ethernet を支えたイエローケーブルの展示も。
ここまでに紹介したもの以外にも、Computer History Museum にはさまざまな展示物がありましたが、どれもその時代の最先端だったものばかり。どれをとっても独特の美しさのようなものがありました。 Computer History Museum はボランティアによる運営ということもあり、営業時間がとても限られているので、訪問する際は必ず事前に営業日を確認することをお勧めします。
なお、Computer History Museum では寄付を受け付けているほか、WISH List として寄贈を募集している機器のリストを公開しています。 Sharp MZ-80K から Seagate Brracuda II、さらにはファミコンシリーズやPCエンジン、PC-FXといった日本であればまだまだありそうな機器もあるので、押し入れの整理の際にはぜひ一度ご検討してみては? http://www.computerhistory.org/collections/donateArtifact/wishlist.php
Computer History Museum http://www.computerhistory.org
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Microsoft MVP for Data Center Management - Management Infrastructure, Jan 2008 - Dec 2010. Microsoft MVP for Windows Server - Networking, Jan 2004 - Dec 2007.
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