古川さんの基調講演では、まずこの会場のことを紹介してくれました。
なんとこの会場は昔ドリフターズが全員集合をやっていたホールなのだそうです。全然知らなかったのですが実はすごい会場だったようです(笑)
今回の参加者の中には300km以上離れたところから来た方も多く、大阪から夜行バスで来た方もいるのだそうです。すごすぎ。

今回のThe Student Day は初めて開催されるイベントですが、このイベントでMicrosoftの未来をみてほしいという思いがあるそうです。そして今回はいろいろなテクノロジーを紹介しますが、これを実現するのは会場にいる人たち、という熱いメッセージがありました。

そこでまずPCの歴史を振り返り、また古川さんご自身の体験も紹介されました。大学受験で三浪しその後大学も中退したそうで、この23歳くらいの時は挫折のどん底だったとのことです。三週遅れの状態で焦っていた中で、どうせ周回遅れなら新しい分野で一番になろうとしたそうです。パーソナルコンピュータという言葉は雑誌にも出ていたが、世の中に語られていることを自分も語るのはかっこわるい、自分は流れを作っている本流に直接関わり体感したいと、米国(UCLA)へ留学したとのことです。
私うちにどんなにへこたれてもリカバリできる。でもその時間がプラスになるように、若いうちにこれをやるために生まれてきたといえるものを見つけることが大切だと。

古川さんがよく言うことに白いキャンバスというものがあるそうです。コンピュータは新しい真っ白なキャンバスだった。それを自分の好きなように色を塗っていくのはとてもおもしろい。すでにこのキャンバスにもたくさん色が塗られているけど、まだまだ色の塗られていない白い部分がある。色の塗ってあるところにきてもおもしろくない、でも白いところを見つけて色を塗るのはきっとおもしろいと。

ここでゲストの手塚 眞さんが登場。
ヴィジュアリストという肩書きは世界で自分だけ。自分が勝手に名乗っただけだから、でもそれはいったもん勝ち。だけど名乗る以上はそれにこだわりを持って望む必要がある。好きなことだから、こだわり自分をごまかしたくない。手塚治虫もスランプやジレンマがあった。でもそれに負けず自分が一番になりたいと張り合い、こだわった。

これからは 共同共生(Digital Decade) の時代。喜びや悲しみを共有できる世界を、あなたもわたしも正しいことを認めあえる社会を、人を傷つけずそして自分も認め合う。
Microsoftのミッション、世界中すべての人々とビジネスの持つ可能性を、最大限に引き出すための支援をすること。

最後に、一人一人の内向しているエネルギーをぶつければ世界に通用できる。みんなでキャンバスに色を塗ろうということばで基調講演が終了しました。

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